(2012. 11. 8 掲載)
平成24年度IUPAC賛助会員委員会開催 |
平成24年度IUPAC(国際純正・応用化学連合)賛助会員委員会が11月6日(火)15時から東京・千代田区神田駿河台の山の上ホテルで開催された。
賛助会員および巽 和行IUPAC会長をはじめIUPAC関係者、玉尾 皓平日本化学会会長ら34名が出席、1部では活動報告、2部から日本人初代IUPAC会長を務めた長倉 三郎先生ら来賓をお招きし、巽会長の講演、理化学研究所の113番新元素の発見の講演、懇親会が行われた。
第1部では賛助委員会 石田 英之委員長(大阪大学特任教授)より、会計・事業計画の報告が行われた。また物理化学のディビジョン(T)プレジデントである山内 薫東京大学教授をはじめ黒田 裕東京農工大学准教授、酒井 健九州大学教授、長谷川 美貴青山学院大学教授、澤本 光男京都大学教授、田中 啓司近畿大学研究員、廣本 和彦昭和電工研究開発本部技術戦略室長、石田委員長からIUPAC各ディビジョン、コミッティの活動報告が、牛窪 孝新化学技術推進協会部長研究員から第4回IUPACグリーン・ケミストリー国際会議参加報告が行われた。
第2部では長倉先生の来賓挨拶、巽IUPAC会長の講演があった。巽会長は「2019年にIUPAC設立100周年を迎える。世界的に意義のある活動を行っているが、社会に広く知られているとはいえない。会長として引き続き認知、理解を高める活動を進めていきたい。またIUPACは新元素の命名権を授与しているが、最近次の新元素命名はいつと問われるが、私は言えないのです。しかし新元素の研究の意味、意義は大きく、今後も飛躍的に進んでいくだろう」と述べた。この後、113番新元素の合成に成功した理化学研究所の仁科加速器研究センターRI応用チームの羽場 宏光チームリーダーが新元素探索実験の経緯と意義について講演した。
この後、行われた懇親会で、玉尾 皓平日本化学会会長、栗原 和枝日本学術会議化学委員会委員長の挨拶し、長倉先生の音頭で乾杯、和やかな懇談に移り、19時ころ散会した。
IUPAC活動報告 | 挨拶する長倉三郎先生 | 巽和行IUPAC会長講演 |
懇親会であいさつする玉尾皓平会長 | 現会長と日本人初代会長、日本化学会会長 | 和やかな懇親会 |
散会前に集合 |
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